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燭台(ろうそくの台)
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旋盤
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測器
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工具
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工具
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左は箱型ジャーナルジャッキ。日本でも
50年位昔にはまだ使われていた。 |
現代でも通用しそうな立派な旋盤とフライス盤のような機械もありました。これらの機械は西暦1717-1729年頃ピョートル一世が数々の作品を製作したものとして紹介されていました。およそ300年前にこのような洗練された工作機械が作り出され、数々の工具や測器が作り出されていた事を思うと、当時の帝政ロシアの国力と豊かさを垣間見る思いでした。同じ時期、我が国では徳川光貞(家康の孫)が没した頃で武具と手農機具程度で機械らしい機械は生み出されていなかったようです。ロンドン科学博物館の資料によれば、最古の旋盤は手持ちのバイト(切削刃物)を回転被切削材に押し当てて加工していたそうです。1780年にモーズリという人が世界ではじめて、機械送りの刃物台と親ネジを備えた機械式旋盤を開発したとありましたが、ピョートル一世の機械旋盤は1717年には使い始めていたようなので、モーズリより50年ちょっと前という事になり不思議です。ロンドン科学博物館はロシアの工作機械の情報を入手していなかったのでしょうか? |