真鍮の一輪挿しを作りましょう
 
小型金工木工旋盤KS−200による一輪挿しの製作完成写真  
小型旋盤KS-200を使って、かわいい真鍮の一輪挿しを作ってみませんか?
 
旋盤で一輪挿しを作る為に準備しましょう
小型金工木工旋盤KS−200をはじめ、色々準備しましょう   -- 今回使用したもの --
・小型旋盤KS-200
・トップスライド(オプション)
・回転センター(オプション)
・固定振止(オプション)
・精密ドリルチャック(オプション)
・8mm角5本バイトセット(オプション)
・センタードリル(オプション)
■市販品
・鉄工用ドリル3.5、4、5、6mmφ
・真鍮製丸棒(20mmφ)
・ハンマー
・センターポンチ
・ケガキ針
・ノギス
・定規
・ペン類
〈トースカン又は割出定規があると材料の芯出しの際に便利です〉
 
まずどの様な形にするか考えましょう。 ラフスケッチで構想を練ります。   1.
まずどの様な形にするか考えましょう。
ラフスケッチで構想を練ります。
 
形が決まったら、各部の寸法を決めて製図します。この時に具体的な行程も合わせて考えておきます。   2.
形が決まったら、各部の寸法を決めて製図します。この時に具体的な行程も合わせて考えておきます。
 
素材の材質や直径により、様々な条件がありますので、最適なものを選ぶようにしましょう。   3.
今回のプーリーへのベルト(大・小)の掛け方は写真の様な状態で使用します。
素材の材質や直径により、様々な条件がありますので、最適なものを選ぶようにしましょう。
 
センターポンチで割り出しをします。
  4.
センターポンチで割り出しをします。
 
後でセンタードリルによる穴あけを行うための目安にします。   5.
後でセンタードリルによる穴あけを行うための目安にします。
 
チャックピンを用いて素材をしっかりとチャックに固定します   6.
チャックピンを用いて素材をしっかりとチャックに固定します。
 
センタードリル(オプション)を用いて、素材の両端にセンター穴を開けます。この様に材料の端面にセンター穴をあけ、センターで押し支える事で心を出し、加工時のブレ等を抑えます。   7.
センタードリル(オプション)を用いて、素材の両端にセンター穴を開けます。この様に材料の端面にセンター穴をあけ、センターで押し支える事で心を出し、加工時のブレ等を抑えます。
 
心押台に回転センター(オプション)を取り付けます。 直剣バイト(標準付属品)で材料の外径を削ります。細かな形決めは後ほど行います。   8.
心押台に回転センター(オプション)を取り付けます。
直剣バイト(標準付属品)で材料の外径を削ります。細かな形決めは後ほど行います。
 
この時、穴開け工程での剛性確保の為、ある程度の太さ(13mmφ位)を残しておくと、加工しやすくなります。   9.
この時、穴開け工程での剛性確保の為、ある程度の太さ(13mmφ位)を残しておくと、加工しやすくなります。

 

次に中の空洞部分の穴開けをしていきましょう。 鉄工用ドリル(市販品)直径3.5、4、5、6mmを用意します。   10.
次に中の空洞部分の穴開けをしていきましょう。
鉄工用ドリル(市販品)直径3.5、4、5、6mmを用意します。
 
最初は細いドリルで穴開けし、徐々に太くしていきます。   11.
最初は細いドリルで穴開けし、徐々に太くしていきます。
 
空洞部分ができました。   12.
空洞部分ができました。
 
更に剣先バイトで外側のライン決めていきます。 縦送りハンドルと横送りハンドルを動かしながら、ある程度まで荒削りします。   13.
更に剣先バイトで外側のライン決めていきます。
縦送りハンドルと横送りハンドルを動かしながら、ある程度まで荒削りします。
 
大体の形が出来ました。 この状態では各部に大きな段付きがありますが、問題ありません。   14.
大体の形が出来ました。
この状態では各部に大きな段付きがありますが、問題ありません。
 
仕上げ加工をする為にトップスライド(オプション)を用意します。   15.
仕上げ加工をする為にトップスライド(オプション)を用意します。
トップスライドを用いると、容易にテーパー(斜め)加工ができます。
 
刃物台に定規等を当ててテーパー角を決めます。   16.
刃物台に定規等を当ててテーパー角を決めます。
 
一度に多く削らず、少しづつ加工します。   17.
一度に多く削らず、少しづつ加工します。
 
反対側を加工する為、素材を把握し直して削ります。   18.
反対側を加工する為、素材を把握し直して削ります。
 
一輪挿しの口の部分につながる曲線を加工していきます   19.
一輪挿しの口の部分につながる曲線を加工していきます。

 

素材が振れるときは固定振止(オプション)を使用します。   20.
素材が振れるときは固定振止(オプション)を使用します。
 
三爪スクロールチャックと固定振止によって、しっかり把握されているので、細長い素材の先の加工が振れなく確実に行えます。   21.
三爪スクロールチャックと固定振止によって、しっかり把握されているので、細長い素材の先の加工が振れなく確実に行えます。
 
最後に突切りバイト(オプション)で切り離します。   22.
最後に突切りバイト(オプション)で切り離します。
 
旋盤加工は終了です。   23.
旋盤加工は終了です。
仕上げに表面を鏡面仕上げに磨き上げていきましょう。
 
ヤスリで磨き上げます。   24.
ヤスリで磨き上げます。
目の粗いヤスリから徐々に細かい目のものにかえていきましょう。
目安として#60位から#80、#400、#800、#1500程度まで用意します。
 
DREMEL MultiPro 3957 などを用いると、磨き上げを簡単に行う事ができます。   25.
DREMEL MultiPro 3957 などを用いると、磨き上げを簡単に行う事ができます。
 
仕上げはコンパウンドとバフを併用します。もちろん手磨きでも構いません。   26.
仕上げはコンパウンドとバフを併用します。もちろん手磨きでも構いません。
 
出来上がりました。   完成
出来上がりました。
 
かわいい一輪差しが出来上がりました。 皆さんの工夫とアイデアで、色々なものにチャレンジしてみましょう。
 
かわいい一輪差しが出来上がりました。
皆さんの工夫とアイデアで、色々なものにチャレンジしてみましょう。

 

 

 


 

 


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